昨日、ニュースを見ていたら「教員の多忙 授業準備できず」というニュースが印象に残りました。
実際に、私の高校の先生も授業の開始時間に来るのが間に合わない先生もいます。
前にもほかのクラスや学年で授業があった先生は移動を急がないといけません。しかし、授業後に質問をしに行く生徒もいます。
授業後に生徒からの質問に答えてから次に授業を行う教室に移動すると時間は本当にぎりぎりになってしまいます。
このようだと、当然授業準備をする時間はないですから、他の空き時間に準備を済ませておかなければなりません。
しかし、その空き時間さえないのが現在の教員たちの現状だそうです。
空き時間には、職員会議、校務分掌の作業・会議、校内研修、学級事務、学校行事の準備、学習指導、テストの作成や採点、提出物の確認など、やらなくてはいけないことがたくさんあり、授業準備をする時間さえないそうです。
教員の1日のなかでの空き時間は1時間30分だそうです。
その時間で全ての授業の準備をして、授業を行うというのは確かに難しいと思います。
そうなると、教員たちは勤務外の時間で授業準備をすることになります。そんな風にどんどん教員たちの普段の自由な時間さえも、仕事に追われてしまうことになります。
この深刻に捉えるべき状況の中に、2024年度より、新しい学習指導要領として小学校では1単位の授業時間が追加されます。
新しく授業時間を追加する前に、教員たちの厳しく多忙な現状をもう一度見つめなおすことが必要だと思います。